来年元日にノアの日本武道館大会で対戦する中邑真輔（左）と佐々木憂流迦　（C）AbemaTV,Inc.

　プロレスリング・ノアは14日の後楽園大会で、2025年1月1日に開催する日本武道館大会「ABEMA presentsノア“THE NEW YEAR”2025」の第一弾対戦決定カードを発表した。世界最大級のプロレスリング団体WWEのスーパースター中邑真輔（44）が参戦し、元UFC戦士の佐々木憂流迦（35）と戦うことが明らかになった。 　プロレスリング・ノアは2000年に旗揚げされ、“最高のプロレスを提供する”をキーワードに、東京ドーム、日本武道館、有明アリーナなど、さまざまな会場でビッグマッチを行ってきた。今年7月に日本武道館で開催された「DESTINATION 2024」では、目玉の一戦としてWWEのスーパースター“THE PHENOMENAL ONE”AJスタイルズが電撃参戦。“方舟の天才”丸藤正道とのスペシャルシングルマッチが行われた。 　長らく門外不出だったWWEトップクラスのスーパースターが他団体に出場するのは異例中の異例。ドリームマッチとして、話題性と期待感で世界に響くカードとなった。そして来年1月1日の「ノア“THE NEW YEAR”2025」は、ノアによる2年ぶりの元日武道館大会。2023年に行われた際は、同年に現役を引退したグレート・ムタと中邑真輔による奇跡の一戦が行われ、2人のプロレス愛を超えた死闘が大きな話題を呼んだ。 　第一弾カードで発表された佐々木憂流迦は元UFCファイターで日本ではRIZINなどで活躍した元総合格闘家。中邑対ムタの試合を見て、心を動かされてプロレス転向を決意した。今年1月に有明アリーナで行われた「ABEMA presentsノア“THE NEW YEAR”2024」で杉浦貴を相手にデビューし経験を積み、今回の試合に大抜てきれた。 　一方の中邑は「キング・オブ・ストロングスタイル」の異名を持ち、リング上での激しい打撃とサブミッションを織り交ぜたハードヒット・スタイルが魅力のWWEスーパースター。代表的な技はキンシャサ（膝蹴り）で、今回の試合決定に関し、「あの“奇跡の一戦”から再び、WWE SHINSUKE NAKAMURAが元日の日本武道館に戻ってくる。ノアのリングで俺の目の前に立つのはどいつだ？　滾（たぎ）ろうぜぇ、イヤァオ！」とコメントした。 　同大会は「ABEMA PPV」で全試合独占生中継され、海外配信も決定。「ABEMA」のグローバル向けオンラインライブプラットフォーム「ABEMA Live」で、日本と同時刻で配信を実施する。