ソフトバンク・東浜巨、ほろ苦い1000投球回達成…初回3失点「重い雰囲気にしてしまった」
オリックス3―1ソフトバンク(27日)――オリックスは一回、森の2ランなどで3点を先行し、継投で逃げ切った。先発宮城は約2か月ぶりの勝利。ソフトバンクは引き分けを挟んでの連勝が4で止まった。 【写真】1回2死1、3塁、追加点を許した東浜
ソフトバンクの東浜が一回、自身通算1000投球回を達成したものの、オリックス打線につかまって3点を奪われた。記念すべきイニングは、ほろ苦いものとなった。
先頭の福田に内野安打で出塁を許すと、続く森にカットボールを右翼スタンドへ運ばれた。さらに二死一、三塁からセデーニョに中前適時打を浴びた。「チーム的にも個人的にも3点目が痛かった。そこで重い雰囲気にしてしまった」と反省を口にした。それでも、二回以降は走者を出しながらも要所を締め、追加点を与えなかった。「(球自体は)悪くないし、状態も悪くない。自分の中で攻め方をもう一度見直すことも必要」と冷静に振り返った。
プロ12年目で到達した一つの節目については「積み重ねてきたものは変わらない。そこは一つの通過点としてまだまだ頑張りたい」と淡々と語った東浜。今後の変則的な試合日程などを踏まえて登板間隔は空く見通しだが、「言われたところでしっかりしたものを出すだけ」と前を見据えた。(平島さおり)
ソフトバンク・小久保監督「初回の3点はちょっと重たかった。(八回は)よくつないであと一本というところまでいったけど、そんなに甘くない」