UFCで前代未聞のKO劇!女子選手が“胸パンチ”で悶絶ダウン、一体何が起きた!?
5月18日(日本時間19日)に米ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ラスベガス92』にて、女子選手が“胸パンチ”を被弾し悶絶KO負けするという驚きのKO劇が起きた。 【フォト&動画】前代未聞、女子選手が“胸へのパンチ”で悶絶KOの瞬間! KO負けとなったのはタミレス・ビダル(25=ブラジル)女子バンタム級マッチのメリッサ・ガト(28=ブラジル)との一戦だった。 ビダルは22年11月に1R鮮烈な飛びヒザ蹴りKOでUFCデビューを飾り、対するガトもキャリア8勝で6フィニッシュ(2KO・4一本)と決定力が高く、共に女子バンタム級期待の若手ブラジル人選手だ。 試合は序盤からガトのペース。1Rと2R共にテイクダウンからトップキープし、グラウンドコントロールでビダルを圧倒する。 そして迎えた3R序盤のスタンド攻防、ガトの渾身のワンツーの左がビダルの胸にヒットするとビダルが苦悶の表情。胸を押さえながら、レフェリーに何かを訴える様な仕草をしたが、ガトは構わず追撃。するとレフェリーはストップ、そのコールと同時にビダルは崩れる様に蹲み込んだ。 一体何が起きたのか?スロー再生でガトのパンチが心臓が位置する左胸にヒットすると、ビダルはすぐに嫌がる表情を見せ、その後すぐに被弾した左胸をアイシングした。実はビダルはこの試合の前でも同様に相手選手から胸へのパンチを受けて、レフェリーにタイムアウトを要求。レフェリーは回復の時間を与えたが、UFCが採用するMMAのユニファイドルールでは、この胸へのパンチは反則ではなく、このことが物議となっていたのだ。 ガトはこのパンチは偶然ではなく、ビダルの過去試合の映像を何度も観て研究リサーチした結果で、あえて胸にパンチしたと、試合後の会見で語った。 海外の格闘メディアも前代未聞の珍KO劇と、今回の試合を報じたが、KO負けしたビダルはこの件について何も語っていない。 『UFCファイトナイト・ラスベガス92』 5月18日(日本時間19日)米ネバダ州ラスベガス ▼女子バンタム級マッチ ○タミレス・ビダル(ブラジル) KO 3R37秒 ※胸へのパンチ ●メリッサ・ガト(ブラジル)