エースへの気遣いをレジェンドたちは批判? B・フェルナンデスがPKをラッシュフォードに譲ったことが話題に
1-0の状況でキッカー変更
プレミアリーグ第28節でエヴァートンと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。前節はマンチェスター・シティに逆転負けを喫したこともあり、連敗は避けなければならない試合だった。 結果的にアレハンドロ・ガルナチョが2回PKを獲得し、これをブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォードが決め、2-0で勝利を収めた。そんなこの試合で注目を集めているのが2つ目のPKキッカーをラッシュフォードが蹴ったことだ。 結果的にラッシュフォードは決めて、追加点をマークしたが、クラブのレジェンドであるウェイン・ルーニーは、「どのクラブにもPKキッカーは一人いるべきだと思う。選手が厳しい時期を経験しているのは理解できるが、1-0の時はリスクが伴う」と、否定的なコメントを『TNT Sports』にて残した。同氏は1点差のリスクのある状態ですべき行動ではなかったと考えているようだ。 ブルーノはラッシュフォードに自信が必要だったために譲ったという発言をしたが、これに対してロイ・キーン氏は同メディアで、「まったくくだらない。そんなことを言い出すなんて、まったくくだらない」と一蹴。「明らかに彼らは6位に満足しているようだ」とも語っており、古巣を批判した。 一方で指揮官のエリック・テン・ハーグはこのブルーノの決断に対して、「我々にはブルーノ、ラッシュフォード、カゼミロなど、PKを決めるのがうまい選手がいる。彼は前のエヴァートン戦でも、(ラッシュフォードにとって)非常に難しい時期にこうしていた。今、彼はチームにいて、いい状態だ。良いスピリットがあり、彼は良い脅威だ」とコメントし、キャプテンのとった行動を擁護し、称賛した。
構成/ザ・ワールド編集部