ジョイフル「438円モーニング」にびっくり仰天の朝、「価格、味、盛り付」けのクオリティが最高だった
まず半分は、ツンと天井を向いて美しく絞り出されたホイップクリームと、蜜で練ったしっとり粒あんペーストを乗せて食べました。もう半分はホイップバターでシンプルに。このお値段で、マーガリンじゃなくバターを付けてくるこだわりに、「ジョイフル」への好感度が爆上がりしました。 ヨーグルトはまさかのカスピ海ヨーグルト。おいしいんですけど、スーパーで見ると少しお高めで、なかなか手を伸ばせないんですよね。「ジョイフル」のカスピ海ヨーグルトはと言うと、すっぱさが控えめでコクがあり、とろりつるりとした食感。
いちごジャムは甘さ控えめ。ごろっと大きめのいちご粒が入っていて、ジャムというよりコンポートのような感じ。底にはコーンフレークも入っていて、まるでパフェのようです。 サラダも、こんもり盛られた千切りキャベツのてっぺんには水菜がトッピングされてあり、コストはかけていないものの、決して貧乏臭くないビジュアルなうえに、口の中でパサつかず、みずみずしい。 お皿に乗ったどれもこれもにハズレがなく、モーニングとしての完成度の高さに感動するほどでした。
■目玉焼き納豆朝食438円 和朝食もすごかった。「目玉焼き納豆朝食」税込438円は、白ごはん、納豆、目玉焼き、ソーセージ、ひじき、ほうれん草のおひたし、味噌汁、漬物がセットになっています。この品数で、どうしたら500円以下で提供できるのか、はなはだ謎です。 もしかすると筆者が訪れた店舗の厨房スタッフの盛り付けの技術がすごいだけなのかもしれませんが、こちらもさきほどと同じく、食べる前から目でおいしい、美しい盛り付けで提供されました。ひじきに目玉焼きをもたせかけて、立体感を出してあるあたり、小技が効いています。
納豆がパックではなく小鉢に移し替えられて、小ネギが散らされています。このひと手間を438円でかけられるしくみが、私にはわからない。白ごはんの量もしっかりあるし、ソーセージは大きいわ、きちんとソテーしてあって軽く焦げ色もついていて粗挽きでプリプリだわ、なんとも隙がない和朝食です。 目玉焼きはエッグリングに入れて焼いているのかまんまるで、こだわりを感じさせる焼き上がり。実は調理時間を短縮するためなのか、店によっては冷凍の目玉焼きを使用しているチェーン店もあるのですが、だからこそ店内調理だと嬉しくなります。黄身は半熟、底がカリッとしていて、ただの目玉焼きなんですが、ちょっとだけいつもよりおいしく感じました。