家計のため、息子を「国立大」に通わせたいです。できれば自主学習で頑張ってほしいですが「塾代」は出し惜しみしない方がよいでしょうか?
高校生は塾以外の方法で勉強する人が多い
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」の中で補助学習費に注目すると、公立高校に通う子どもの学習塾費は33.2%であるのに対し、家庭内学習費は64.4%、通信教育費・家庭教師費は18.5%です。私立高校に通う子どもの学習塾費は38.3%であるのに対し、家庭内学習費は72.5%、通信教育費・家庭教師費は25.6%でした(公立・私立ともに平均値)。 塾の費用よりも家庭内学習に費用をかける家庭の割合が多い傾向です。これらの結果から、塾に通わず自分で計画して勉強する高校生は少なくないことが見て取れます。
大学受験のための塾代はマストな費用とは言い切れない
文部科学省の統計やアンケート調査結果から見ると、高校生の通塾率はさほど高いわけではなく、高校生の間では、塾に通うことが志望校合格のための必須条件というわけではなさそうです。偏差値が高い学校ほど塾に通う割合は増えますが、それにも増して自分で計画して受験勉強を進める高校生が多いといえるでしょう。 出典 e-Stat政府統計の総合窓口 子供の学習費調査 令和3年度 3 学年(年齢)別,所在市町村の人口規模(学科)別の学習費支出状況 ベネッセ教育総合研究所 「第5回学習基本調査」報告書 [2015] 第3章 学校外の学習機会 株式会社ペンマーク 大学受験編 高校生13万人の調査結果/高校生活実態調査(PR TIMES) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部