〈更年期世代の背中痩せ〉分厚い背中をゆるめて引き締める背中ストレッチ3ステップ
「気がつくと背中が盛り上がったように分厚くなった」 「猫背を直そうと思っても背中が厚くて動かない」 こんなお悩みを感じていませんか?更年期世代の硬くなった分厚い背中はただストレッチを真似して行うだけではなく、”ストレッチしている感覚”を取り戻すことが何より大事です。3つのステップで背中をゆるめ、引き締めていきましょう。 ◆写真で詳しいやり方を見る→分厚い背中をゆるめて引き締める背中ストレッチ3ステップ ■更年期世代は筋肉が伸びている感覚が無くなっている 背中を動かそうと思った時、一番思い浮かべやすいのはラジオ体操のような「背骨をひねる動作」だと思います。ヨガの動きでもよく出てきますね。しかし、更年期世代の硬くなった分厚い背中はひねるだけでは変わりません。それはひねるための背骨の可動域が分厚い背中によって制限されているからです。 背骨をひねる動作は簡単な動きでやりやすい一方、分厚い背中に悩んでいる人ほど、しっかりと背中に効かせることができていない現実があります。実際に、背骨が硬いと「背中の筋肉が伸びている」というストレッチ感覚がありません。動作をただ真似するのではなく、目的の筋肉(ここでは背筋)が伸びているという感覚を大事にしてストレッチしましょう。 今日は硬くなった背中の筋肉を無理なくゆるめるストレッチを3ステップでやって行きましょう。3段階で行うことで、少しずつ背中の筋肉が伸びている感覚がわかると思います。伸びている感覚が無い場合は、ストレッチの姿勢でじっと止まって深呼吸をし、伸び感が出るまで繰り返し行ってください。 ■分厚い背中をゆるめて引き締める背中ストレッチ3ステップ ステップ1) 背中を縦方向にストレッチ 四つん這いからお尻を後ろに引きます。10~20秒キープしましょう。 ステップ2) 背中を丸めてストレッチ 立ち膝の姿勢になります。手を組み、息を吸って吐きながら背中を丸めましょう。10~20秒キープしましょう。 ステップ3) 脇の下を伸ばすストレッチ 四つん這いの姿勢になります。片手の手のひらを天井に向け、もう一方の手の上に置いてお尻を後ろへ引きます。5秒間キープしてください。反対も同様に行います。左右連続で10回行いましょう。 ライター/伊藤みなみ(ピラティス講師)
伊藤みなみ