【2024米大統領選】結果はいつどう決まる? 一般投票が終わって、次の大統領が誕生するまでの流れ(海外)
11月5日(現地時間)、アメリカで大統領選の一般投票が行われる。 アメリカでは有権者が直接、大統領を選ぶわけではない。 【全画像をみる】【2024米大統領選】結果はいつどう決まる? 一般投票が終わって、次の大統領が誕生するまでの流れ その代わり、それぞれの州が選挙人を選ぶ。選挙人は州選出の下院議員と上院議員の数の合計に等しい。 メイン州とネブラスカ州以外の全ての州は、勝者総取り方式で選挙人票を割り当てる。 つまり、一般投票で最も多い票を集めた候補が、その州の選挙人票を全て獲得する。 この制度があるために、一般投票で勝った候補が選挙人による投票で負けた大統領選がこれまでに何度かあり ── 2000年や2016年の大統領選もそうだ ── 選挙人団という制度は根本的に非民主的で、有権者の権利を奪うものだとの批判を招いた。 今後のタイムラインを見ていこう。
11月5日:それぞれの州が選挙人を任命
連邦法上、州は選挙人団に送る選挙人を11月の第1月曜日の次の火曜日に任命しなければならない。 今日、選挙人票をどう割り当てるか決めるために全ての州が一般投票を実施しているが、これは合衆国憲法や連邦法上、義務付けられているものではない。 近年では、テレビ局や通信社などが出口調査などのデータや入手した選挙結果をもとに、一般投票の日の夜に勝敗を報じている。 だが、一般投票の日の夜に大統領選の結果が確定することはない。アメリカでは全ての州で、きちんと集計してから結果を認定するために、州法が数日もしくは数週間を確保している。
Business Insider Japan,Grace Panetta