熊本市電に『3両編成導入』で混雑解消なるか? 新型車両「2400形」が11月下旬から運行開始
赤野監督「これはちょっとまずいまずい」 操作方法の違いに悪戦苦闘しながら、運転感覚を手探りします。 赤野監督「ニュートラルの位置がいままでの低床だとはっきりしてるんですよ、その位置が第一印象はない」 ――感覚が掴めるまで結構かかりそう? 赤野監督「まだもうちょっと乗ったほうがいいかな」 ■路上でも違う “3両編成” ならではの運転 そして指導役の許可が出たら、いざ路上研修へ。しかし、ここでも従来の車両との違いが。 その一つが停止位置です。 3両編成の新型車両は2両編成と比べて、車体が3メートルほど長いため、通常の停止線で止まると電停からはみ出てしまう場合があります。そのため、専用の停止線に合わせて止めなければなりません。 また、交差点では、通行中に信号が変わらないよう注意する必要があります。 約2時間の初研修を終えた運転士は…。 赤野監督「いままでのと全然違う車両だから、ちょっと緊張しますね。営業運転が始まるまでに不安を解消するようにします」 11月下旬からの本格運行に向け、運転技術に磨きをかけます。 熊本市交通局 運行管理課電車営業所 中山田智行副所長「最初は皆さんぎこちない感じだったのですが、帰ってくるころには上手で。とにかく安全第一で信号を確実に守って頑張っております。運転士も一生懸命覚えておりますので、ぜひご利用お願いします」 ■一足先に見ることはできる? ――『3両編成』の車両は1編成だけ? 現在試運転をしているのは1編成だけですが、熊本市交通局は2つ目の編成を今年度中に導入したい考えです。 ――新型車両の費用はどのくらい? いまある超低床車両が1編成 約3億円なのに対し、新型車両は約4億5000万円です。 また、新型車両の試運転は毎日3回行われているため、もしかすると一足先に見ることができるかもしれません。 〈新型車両 試運転の時間〉 ・午前10時~ ・午後1時~ ・午後3時半~
熊本放送