キャベツ高騰…1玉398円は平年の1.6倍 今夏の猛暑や大雨の余波か 人気のイベントにも影響
テレビ静岡
キャベツの価格が高騰しています。静岡市内のスーパーでは平年の1.6倍になっています。この夏の猛暑や大雨の余波とみられ、毎年人気のイベントにも影響が出ています。
人気のイベントもルール変更
17日に磐田市で開かれたのは「キャベツ狩り選手権」。 畑の中から最も重いキャベツを探したり、どれだけ多くのキャベツを抱えられるかを競ったりする人気イベントで、8回目を迎えます。 しかし今年は… キャベツ農家・鈴木浩孝さん: 今年は植える定植の時期に台風が来て、1週間も台風が停滞して、それが植え遅れにつながってしまって
苗の植え付けが遅れた影響で小ぶりなキャベツが多く、一部の競技のルールを変更する事態になりました。 キャベツの重さを予想する競技はこれまでは4人あたりの年間消費量23.6kgが基準でしたが、今年はその4分の1、1人あたりの消費量に引き下げました。 キャベツ農家・鈴木浩孝さん: 局地的な雨や線状降水帯などで結構水がたまったりすることが増えたので、なかなか大変ですが頑張って生産しています
1玉398円 平年の1.6倍
熊崎結萌アナウンサー: 寒い季節に食べたくなる料理に大活躍のキャベツですが価格が高騰しています こちらのスーパーでは、11月に入りキャベツの価格が一気に高騰しました。 18日は1玉398円で、平年の1.6倍です。
田子重 西中原店 望月美知夫 店長代理: 8月の猛暑や9月の残暑があり、秋冬用に植えた新芽が大きく育たなかったのが原因。大きさは変わらないが中身の間隔が詰まっていない商品が多く見受けられる 暑さの影響で出荷量が激減したため価格が高騰。 売上個数は2023年の半分に留まっているといいます。
相次ぐ野菜の価格高騰に消費者も頭を悩ませています。 来店客: もう少し安くなってくれたらいいのにというのが本音。冷凍も使ったり、安い日に買うようにはしている 来店客: 食費が一番かかるようになりました。この辺りはお店が何軒かあるから(安いところを探して)回っています キャベツの価格が安定するのは12月中旬頃と見られています。 記録的な暑さなど異常な気象が続く昨今、野菜は天候に左右されやすいだけに比較的価格の安定したものを上手に取り入れるなど、私たち消費者も様々な工夫が求められます
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