【ボートレース】当地フレッシュルーキーの佐藤永梧「勝率をもっと上げないと」~多摩川ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第1戦(9日・ボートレース多摩川・前検日) 佐藤永梧(21)=東京(初日1、5Rに出走) 今年から多摩川のフレッシュルーキーに抜てきされた。23年11月24日、当地でデビューしてから勝率は順調に伸ばしているが、25年前期適用勝率は3・11と決して高くはない。25年後期の審査期間は昨年11月1日からスタートし、4月30日まで続く。約2か月が経過して2・19と胸を張れる数字を取れていない。「2点台のフレッシュルーキーはあり得ないです。4点台に乗せないと」。約4か月で2点近くの点数を上積みするのは大変だが、ノルマとしてとらえている。 武器としているのはスタートで、昨年の平均Sはコンマ13と、スリットから攻める場面が何度もあった。ただ、昨年10月からスロー枠に入るようになってからいま一歩、踏み込めていない。「スローとダッシュだと見え方が違うので」。経験値を上げればクリアできる課題だろう。 手にした69号機に「数字(29・8%)を見て、へこんでいました」。前操者の河合三弘が軽快に動いていたことを聞くと笑みがこぼれていた。「ちょっと叩いて、普通ぐらい。特に悪いようなところはなかった。普通だけど、レースに行ってみたらいいエンジンなのかもしれないですね」。特訓後は評価をしている。 ひと回り身長が伸びたように見えたが、「よく言われますが、そんなことはないです。健康診断で0・3センチぐらいしか違わないですよ」。新たに加わった肩書きが、背筋を真っすぐにさせているのだろう。オープニングレースの1号艇を任された。2節連続で静水面を走るアドバンテージを生かして逃げ切りを狙う。
報知新聞社