さまざまなメガネをかけては披露した片桐仁

俳優、片桐仁（50）が16日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の「第37回国際メガネ展iOFT」でトークショーを行った。 「視点のアート～片桐仁が語る、メガネとクリエイティブの世界～」と題し、自身が所蔵する30本弱のコレクションの中から約10本をかけて、一本一本の思い出を語った。ファッションには一切興味がないと言い切り「メガネも服装も全て妻に選んでもらっています。ただ、僕はメガネを買うのは趣味なんです。（ドラマや映画の）役でかけられるかどうかで、妻に決めてもらっています」と俳優魂も垣間見せた。 登壇した際にかけていたメガネは、テレビ東京系「Qrosの女」（月曜後11・6）の第3話（21日放送）でハラスメント落語家を演じたときのものと明かし、「ぱっと見、いい人っぽく見えるメガネがいいんです」とこだわりを吐露。さらにメガネを外すと周囲から怖がられるという意外な事実も告白し、「中学のとき、野球部の友達に『おまえ、蛇みたいな目してるな』と言われたぐらい」と裸眼になるのは嫌だと強調した。 初めてメガネをかけたのは高校1年生のときだったと振り返り、「1学期に（視力）1・2だったのが3学期に0・3になって…。暗い中で漫画ばかり見ていたので、近視になりました。そのときにかけていたのが、これ」と35年前に買ったメガネも披露した。 粘土アートの彫刻家としての顔も持つ片桐は「10年前から老眼になって、今は遠近両用。事務所の社長が『作品つくるときに、それじゃ手元見えねーだろう』って、ハズキルーペを買ってくれました」と笑顔。続けて「中学校の軟式テニス部の同僚がハズキルーペのお偉いさんになっていて、この国際メガネ展で35年ぶりに会った」とうれしいエピソードも明かし、「これだけメガネのことをしゃべったのは初めて。メガネが大好きなんで、また呼んでください」とアピールした。