【ガールズケイリン】日野未来「だいぶ良くなりました。戦える状態です」…G1久留米オールガールズC
◇第2回オールガールズクラシック(G1)26日・初日、久留米 日野未来(31)=奈良・114期=が26日、11Rに出走する。 ティアラが一番似合うのは私。それなのに11R。「今年はティアラカップに出られなかったけど、来年は必ず出ます。私が一番似合っているんだから(笑い)」。冗談めかしながら笑ったが、半分以上は本音だろう。 今月の13日から3日間、北海道に出掛け、疲れた体をリフレッシュした。サテライト石狩でのイベントに参加後は、帯広市の「ばんえい競馬」へ。競走馬としての能力があるのかを判定する「能力検査」を見学した。「午前9時くらいから午後3時くらいまでずっと見ていました。合格するために坂を登る、あの勝負根性に見とれてしまいます。実際のレースでは騎手の駆け引きが勉強になります。これは競輪にも通じます」。決して興味本位だけで行っているわけではない。どんなことでも競輪に吸収するんだ、という強い向上心が、日野にはある。 前回の岸和田は決勝3着。この時、黄砂の影響で決して本調子ではなかった。「岸和田が終わってから久留米まで時間がなかったので、めったにしない早朝練習をしました」。午前7時から師匠の佐藤成人とマンツーマンで汗を流した。トップスピードの強化と一瞬にして体を動かすことに主眼を置いた。何とか久留米までに立て直したい一心からだ。「正直にいうとまだ黄砂の後遺症はあるかもしれないけど、それでもだいぶ良くなりました。戦える状態です」とほほ笑んだ。「ティアラカップ」からではないが、もっと大きな勲章が待っている。G1制覇、狙える力はある。
報知新聞社