第2の「OSO」か? 子牛4頭死ぬ クマの足跡が… 北海道・別海町の牧場
日テレNEWS NNN
北海道の牧場で子牛4頭の死骸が発見され、クマによる被害とみられています。
21日朝、北海道別海町の牧場で、牛舎内で飼育されていた子牛4頭が死んでいるのが見つかりました。 このうち3頭は、飼育ケージの外に引きずり出された状態で、他にも子牛4頭がケガをしていました。 近くにはクマの足跡が複数残っていて、警察は、クマが子牛を襲ったとみて調べています。 なかしゅんべつ未来牧場 友貞義照専務 「かみ傷とひっかき傷ですね。かんで、柔らかいところをえぐってるなと」 現場は、別海町の中心部から10キロほど北の酪農地帯。隣町の標茶町と厚岸町では、去年まで、1頭のクマによる牛の被害が相次いでいました。 そのクマは、少なくとも66頭の牛を襲った「OSO18」です。
去年7月に駆除されましたが── 標茶町のハンターは、第二のOSOの出現に警鐘を鳴らしてきました。 北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん 「いつまた(牛が)襲われるかなと思っていました」 ただ、今回の襲撃は、「OSO」の被害とは異なる点があるといいます。 北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん 「2頭か3頭が、群れで来て襲ったと感じている」 さらに… 北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん 「成獣であれば、完全に殺して食べてしまうと思うんですよ。若いクマが襲ったんだと考えます。牛の味を覚えているのがいれば、(再び)入ってくる可能性は非常に高い」 別海町は、箱わなを設置して、警戒する方針です。