松本若菜、“托卵”題材ドラマは「代表作になる」悪女役オファーに悩むも今は手ごたえ
松本は「やりがいのある役ですけど、怖かった」と正直な思いを吐露。「オファーに対して迷いはありました。やはり人間である以上、嫌われたくないですし。ただそういう役だからといって断ち切るわけではなく、松本若菜がやる美羽だったら……と考えると、だんだんそれでもいいかと思えるようになってきて。それで嫌われるなら本望というか……もちろん嫌ですけどね(笑)。でも、そういうふうに観てもらえるんだったら、俳優としての代表作になると思いますし、これから先はわからないですが、きっとこういう役ってもうないだろうなと。ひとりの女性として、しっかりと生きていこうと思います」と決意を語る。
本作をプロデュースするのは“平日の昼間に不倫におぼれていく男女”というテーマを描いた「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」、そして“夫婦のセックスレス”というタブーに切り込んだ「あなたがしてくれなくても」の三竿玲子。今回は、新たな夫婦のタブーを描き出すドラマとなり、主演を任された松本は「三竿さんが何年もあたためてきた作品ですし、もしかしたら一番難しい話になるというところで、その意気込みだったり、作品への愛情というのは感じました。そこで、松本という名前を出してくださったというのはきっと何か意味があるんだろうと思いました。もしこれが三部作の最後の作品になるのだとしたら、ものすごい大役を任せてくださったなと思いますし、これはやるしかないなと思いました」と力強く語った。(取材・文:壬生智裕)