俳優・戸塚純貴に聞く、あなたを変えてくれた人は誰ですか?
俳優、音楽家、クリエイターなど。さまざまなシーンで活躍する全16名から、ミューズへのラブコールが届きました。 【全4名のラブコールをすべて見る】 戸塚純貴/とづか・じゅんき>> 連続テレビ小説『虎に翼』、ドラマ『青島くんはいじわる』に出演中。映画『赤羽骨子のボディガード』が公開中。映画『スオミの話をしよう』『まる』が控える。 俳優・戸塚純貴に聞く、あなたを変えてくれた人は・・・
落語家 立川志の輔
立川志の輔>>1983年立川談志門下入門、1990年に立川流真打ち昇進。2015年の紫綬褒章受章など、多数の受賞歴を持つ。毎年、日本全国で独演会を開催。ラジオ『龍角散プレゼンツ 志の輔ラジオ 落語DEデート』などに出演中。 立川志らくさんが主宰する演劇集団「下町ダニーローズ」の、『不幸の家族』という演劇と落語を融合させた印象の舞台を観劇した際にとても感銘を受け、他の方の落語もたくさん聴くように。なかでも立川志の輔さんの世界にのみ込まれました。古典はもちろんですが、創作が素晴らしく、“落語界のエジソンとはこのことだ”と思わされます。古典を現代に置き換えたり、まったくのオリジナルだったりと選び抜かれた言葉で創られたお噺は、気がつけば物語の中に引き込まれていて、笑っているんです。こんなふうに自由で楽しい語りを自分もやりたいと思い、僭越ながら勝手に真似しています。噺家さんは、扇子と手拭いだけであらゆるものを表現していく上、一人で何役も演じます。そして、下げ(落ち)にたどり着くまでの物語を飽きさせず、工夫して聞かせ続けなければなりません。同じ表現者としてとても勉強になります。声色や発声、滑舌の練習にもいいんですよ。 Text_Aya Shigenobu, GINZA
GINZA