第110回では、のどかをはじめ家族がそれぞれ本音明かす

のどか（右＝尾碕真花）をはじめ思いを語る星家の家族【写真：(C)NHK】

　俳優の伊藤沙莉が、主人公・寅子を演じるNHK連続テレビ小説『虎に翼』（月～土曜午前8時）。30日に第110回が放送され、腹痛の優未（毎田暖乃）を心配し、家族が周りに集まる様子に航一（岡田将生）の娘・のどか（尾碕真花）が「そういうところが嫌」と本音を吐露する様子が描かれた。SNSでは「のどかの気持ち分かる」「本音が出せて良かった」「爆泣き」と共感と感動の声が目立った。 【写真】「別人じゃん」「気づかなかったわ」…『虎に翼』出演の70歳になった大物俳優の姿 （※以下、ドラマの内容に関する記述があります） 　第110回では、のどかが「気が付くと真ん中に2人がいる。お父さんも百合さんもお兄ちゃんもみんな2人を見てる」と叫ぶと、「私の家はにぎやかで明るい家じゃない……私の知っているお父さんは仕事第一で家族との付き合いが下手な人なの」と再び大声で本音を口にした。 　これに、のどかの兄・朋一（井上祐貴）が反応。「正直、嫉妬もした」と同じ気持ちだったことを明かしたが、「でも寅子さんたちがお母さんの願いをかなえてくれて良かったって、おまえも言ったじゃないか」と語った。「願い」とは、のどかと朋一の亡くなった母が「お父さんを甘えさせてあげて」と、生前、2人に言い残したこと。 　航一は願いの内容を聞くと目頭を押さえ、仕事で戦争のあることに携わり、ずっと自分を責めてきたと、子どもたちと距離を取ってきた事情を明かした。 　家族が正直な思いをぶつけ合い、溝がなくなったのか物語の終盤には、のどかも一緒に家族仲良く穏やかに夕飯の食卓を囲む展開が描かれた。 　SNSでは「頑張れのどか」「のどかの気持ち分かる」「みんな言いたいことが言えて良かった」「みんなの気持ち分かる」「本音出せて良かった」「雨降って地固まる」「爆泣き」「朝から泣いた」という感動の声が目立った。