【函館便り】温泉巡りで高温風呂に「ぐああ…」「ひいい」競馬の予想も激アツを目指します
函館といえば観光スポット、グルメがたくさんありますが、中でも温泉は個人的に魅力を感じます。有名ですよね。競馬場内に馬用の温泉があるくらいですからね。ファン時代にそのことを知ったときには、馬も頭に手ぬぐいをのっけるのかとくだらない想像をしていました。有名どころだけでも谷地頭、湯の川と挙げたらきりがないくらい点在していて、次はどこへ行こうかとうれしい悩みが尽きません。 先日、湯の川の永寿湯温泉というところに行きました。普通くらいの温度だと高をくくって入ると、激あつ。本当に熱い風呂に入ると手足がしびれることを知りました。(湯船の)へりでもだえていると、後ろから声が…。声の主は「はっはっは。熱いよね。でも我慢して1回入りきってしまえば体が慣れるから」としきりに勧めてきます。「ぐああ…」、「ひいい、熱い」と声を漏らしながら諸先輩の期待に応えました。風呂上がりはすぐに退散する自分ですが、動く気になれず、小休憩はおろか大休憩して帰路につきました。「競馬の予想も激アツを目指さねば…」。そう、誓いました。 温泉好きは当然競馬関係者にもたくさんいて、函館SSに出走するウイングレイテストの木塲迫(こばさこ)学助手も温泉に行ったそうです。「花園温泉、あと谷地頭に行きましたよ。広くていいですよね」。同助手は前走の1351ターフスプリントでサウジにも行っていて、「サウジの風呂はすごかったですよ。水滴でしたから。まともに洗えなかった」と海外の風呂事情も教えてくれました。ウイングレイテストについては「この馬は温泉には入っていませんね。人間は入っていますが」と笑いを誘ってくれて、「間隔は空いていますが、追い切り後も気配はいいです。カイ食いもしっかりしている。59キロがどうかと思いますが、頑張ってほしいですね」と好走を願っていました。本命馬は違いますが、イチ競馬ファンとして僕も応援しています。取材に対応いただいた木塲迫助手と大一番を控えているウイングレイテストのツーショットを添えて、筆を置かせていただきます(※今から函館競輪場のナイターに向かいます)。 【舟元祐二】