センバツ2022 東洋大姫路 元気、選手へ届け!! 応援団も準備着々 /兵庫
センバツ第3日の第3試合(21日午後2時開始予定)に登場する東洋大姫路の応援団が結成された。約10年ぶりの甲子園出場は生徒やOBたちも待ちわびていた。応援団にとっても大舞台となるアルプススタンドからエールを送る。 「足は肩幅に。腕を肩より下げない」。応援団初練習の7日、同校応援指導部OBで東洋大2年の秦芽吹さん(20)が生徒会のメンバーに応援の基本姿勢を教えた。秦さんは応援団長だった高校3年の時、野球部は夏の県大会で敗退し、涙をのんだ。「待ち望んでいた甲子園に出場できて本当にうれしい」と、東京から後輩の指導に駆けつけた。 応援指導部は野球部の甲子園出場が遠のくにつれて部員が減り、現在は楽器を担当する2人のみ。顧問の桑平清志さん(45)がセンバツ出場を受け、生徒会に応援団の結成を呼びかけた。生徒会のメンバーは初めての応援練習に戸惑いながらも野球部のために取り組み、生徒会役員の村中京介団長(2年)は「新型コロナで大声を出せない分、堂々とした姿勢で応援したい」と気を引き締める。 応援団には吹奏楽部とダンス部も参加。吹奏楽部はOBと教員も加わる。ダンス部は普段はヒップホップが専門だが、野球部の応援のためにチアの振り付けを考案。田中咲貴部長(2年)は「野球も勉強も頑張る選手たちを尊敬している。元気を与えられるよう全力で応援したい」と意気込む。【後藤奈緒】 〔神戸版〕