【ユーロ】フランス、チャンス作るも無得点「ゴールできない時もある」エムバペ不在で敵将も安堵
<欧州選手権(ユーロ2024):オランダ0-0フランス>◇21日(日本時間22日)◇1次リーグD組◇第2戦◇ライプツィヒ D組で優勝候補のフランスは強豪オランダと0-0で引き分けた。初戦で鼻骨を骨折したFWエムバペはベンチ入りしたものの出場せず、今大会21試合目で初のスコアレスドローとなった。同じD組のオーストリアはポーランドを3-1で下し、E組ではウクライナがスロバキアに2-1と逆転勝ちし、それぞれ初勝利を挙げた。 ◇ ◇ ◇ フランスはエムバペ不在がスコアに直結した。多くのチャンスを作りながらも得点できなかった。デシャン監督は「心配していない。数え切れないくらいチャンスがあってもゴールできない時もあるし、逆もある」と話したが、あらためてエムバペの存在感が大きくなった。英BBCによると、過去2年間でエムバペが先発しなかった7試合は5分け2敗。フランスの強さはエムバペ抜きには語れない。敵将クーマン監督も「いつもと違う試合になった。それは私たちにとっても、フランスにとってもだ」と安堵(あんど)した。 ○…オランダのゴールは幻となった。後半24分、FWデパイのシュートを相手GKメニャンにセーブさせたが、こぼれ球からMFシモンズが右足でゴールネットを揺らした。しかし、GKに脇に立っていたDFダンフリースがオフサイドと判定され、VARチェックも経てノーゴールとなった。執拗(しつよう)に抗議した主将ファンダイクは「(結果は)悔しいが、今日のチームの全力を尽くした戦いぶり、特にクリーンシートを守ろうとした戦いぶりを誇りに思う」と胸を張った。