W杯最終予選、日本戦に向け中国に秘策あり!? 国内メディアが展望「中国にとって最も適した戦い方」
カナダ、メキシコ、アメリカで共催される2026年サッカーワールドカップ(W杯)アジア最終予選が目前となった。森保一監督率いる日本代表は9月5日、中国代表をホームに迎え初戦を戦う。 【動画】大ピンチで連発したビッグセーブ! 鈴木彩艶の好守シーンをチェック 日本は過去2大会、最終予選の初戦で黒星を喫しており、来る中国戦も慎重に挑む必要があることは言うまでもない。そして、ベスト8敗退となったアジアカップ同様、今予選でも、対戦する各国からの日本へのマークが厳しくなることも十分予想される。 そして、初戦の相手となる中国も、「対日本」への意欲は大いに高まっているようだ。ポータルサイト『捜狐』が、来月5日の敵地における中国チームの戦いを展望している。 8月28日に配信となった特集記事の中で同メディアは、「日本戦は厳しいものとなる」と見通しながらも、「ファンがわずかながらも希望を抱く好材料が2つある。1つはブランコ・イヴァンコヴィッチ監督が3年前に不可能を可能にしたこと、もう1つはチーム全体が冷静で意思統一されていることだ」と綴っている。 中国を率いるイヴァンコビッチ監督は、前回大会の最終予選初戦、オマーン代表の指揮官として日本と対戦しており、1-0で勝利した実績を残している。そのため、同メディアは今回の中国も同じシチュエーションとなることに期待を寄せる。 また、戦い方に関しては「日本のような強豪に対して、中国がボール支配率を重視して打ち合うのは、まさに自滅行為」と評しており、その上で、「ボール支配率が非常に低くなることが予想され、20%程度になる可能性がある。しかし、これがまさに中国にとって最も適した戦い方といえるだろう」と主張。 同メディアは、2次予選で中国が同組の韓国とのアウェーゲームで、0-1で敗れたものの、守備とカウンターに徹し最少失点に抑えた展開を振り返りながら、「日本戦において、中国は監督から選手まで全員が冷静であり、全体の考え方も統一されている。それは、守備を固めてのカウンター戦術であり、少しでも失点を抑えることが勝敗を左右する」と分析している。 中国をはじめ、日本と対戦する国のほとんどが守備重視で挑んでくることは間違いないだろう。やはり森保ジャパンにとって、8大会連続となるW杯出場権獲得までの道のりは、険しいものとなりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]