大谷翔平 堂々と潔白主張 弁護士は同席せず 球団幹部、同僚のケリーらも見守る 「警察に協力」も約束
ドジャース・大谷翔平投手は25日午後2時45分(日本時間26日6時45分)、水原一平通訳が違法賭博問題で解雇された件に関して、声明文を発表した。 【写真】厳しい表情で会見する大谷 隣の新通訳アイアトン氏、一言も漏らさぬよう必死でペンを走らせる 大谷は通訳のウィル・アイアトン氏を同伴させたのみ。当初は弁護士を同席させるかとみる声もあったが、実質ひとりで会見に臨んだ。「僕自身も信頼していた方の過ち。悲しくショックです」と切り出したが、背筋を伸ばし、毅然とした態度で11分間の“潔白証明会見”となった。 会見にはカステン球団社長、ローゼンCMO、フリードマン編成部長、ロバーツ監督らも立ち会い、その様子を見守った。さらに、ジョー・ケリー、ヘルナンデスの同僚の姿もあった。 「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません」と全ての関与を否定した大谷。「正直ショックという言葉が正しいと思わないが、それ以上の、言葉で表せないという感覚でこの一週間は過ごしてきた。今はそれを言葉にするのは難しい」と落胆の色を隠せなかったが、「今シーズンも本格的にスタートするので、弁護士にお任せして、警察に全面的に協力したい。気持ちを切り替えるのは難しいがお話できて良かった。質疑応答はしませんが、さらに進んで行きます」とした。 会見は多くの日米メディアが殺到していることからテレビカメラやスチールの撮影は制限されたが、大リーグ専門チャンネルMLBネットワークで生中継。質疑応答はなく、連邦政府や大リーグ機構が調査中のため、声明という形となった。