櫻坂46、なぜ再び人気に火がついたのか? ドーム公演の盛況、『紅白』返り咲き……鍵を握るパフォーマンス
櫻坂46メンバー、バラエティ面での活躍も
バラエティ面では守屋を筆頭とする多くのメンバーが『ラヴィット!』(TBS系)ファミリーとして活躍。グループの冠番組としては井上梨名、大沼晶保、武元唯衣、増本綺良がレギュラーの『サクラミーツ』(テレビ朝日系)があるが、対外的なリーチと認知度への貢献を考えると『ラヴィット!』の影響力は計り知れない。 さらに、櫻坂46に多く接するようになって感じるのは女性人気の高さ。先述した東京ドームでの「Dead end」冒頭では、森田が信号機の上に座りキャンディを舐めながら横断歩道を渡る子供たち(イメージ)に手を振るという演出があったが、森田が手を振った際に起こるどよめきのなかには黄色い歓声も混じっている。東京ドームで着た赤と白の通称「王子様衣装」は、7月13日放送の『音楽の日2024』(TBS系)でも着用しており、「王子様衣装」がSNSのトレンドに入るほど好評だった。最近ではTikTokやYouTube、さらには『そこ曲がったら、櫻坂?』でも女性Buddiesに向けたコンテンツととらえられるものも多くある。井上と幸阪茉里乃の“いのまり”、石森璃花と的野美青の“りかみお”と運営陣も(あえてそう呼ぶが)カップル動画に積極的なのは、ほかの坂道グループと比べても異例だろう。総じてかわいいとかっこいいの2面性で魅了できるのが、櫻坂46の武器とも言える。 新メンバーオーディションの開催を発表した櫻坂46。オーディションのキャッチコピーは「君ガ咲ク。」。未来の四期生は今の櫻坂46に憧れて応募してくるということになる。その希望の種がどんな芽を出し、どんな花を咲かせていくのか。筆者もいちBuddiesとして見届けていきたいと思う。
渡辺彰浩