キャラ濃すぎ…フランス代表、歴代ストライカーの系譜(5)恐喝逮捕で追放…! それでも…最強の能力を持つ”ヒール”
フランス代表はこの四半世紀で最も成功を収めたチームの1つだ。1998年のフランスワールドカップと2018年のロシアワールドカップで世界の頂点に立った。そして、常に傑出した能力を持つエースストライカーが最前線に君臨していた。今回はフランス代表の近代史を語るうえで欠かせないエースたちの系譜を、ワールドカップを起点に振り返っていく。
カリム・ベンゼマ 生年月日:1987年12月19日 個人成績(2014):5試合出場/3得点2アシスト 全ての世代別代表に招集経験があり、2007年3月に19歳でフランス代表デビューを果たした。2009年夏にはリヨンからレアル・マドリーへ移籍するも、1年目はゴンサロ・イグアインとの競争に敗れて活躍は限定的。ピッチ外でも問題を抱えており、2010年南アフリカワールドカップには出場できなかった。 その後、フランス代表に復帰してEURO2012などにも出場したが、マドリーでの活躍の一方で代表戦になるとゴールを決められず、度々批判の的に。それでもプレーオフを経て本大会出場権を獲得する苦しい欧州予選の末に迎えた自身初のワールドカップで、ベンゼマはグループリーグ初戦のホンジュラス代表戦から2得点を奪う活躍を披露する。 続く第2戦のスイス代表戦では1得点2アシストの大暴れで5-2の大勝に貢献した。無事に決勝トーナメントに進出し、2大会ぶりの準々決勝へとたどり着いたが、ここでのちのチャンピオン・ドイツ代表に敗れることになる。 ベンゼマにとって初のワールドカップは、決勝トーナメントでゴールを奪うことなく終わった。その後、彼はフランス代表でチームメイトだったマテュー・ヴァルビュエナを恐喝した容疑で逮捕され、ディディエ・デシャン監督率いるチームからも追放された。 しかし、コロナ禍による1年延期を経て2021年に開催されたEURO2020でフランス代表に復帰した。
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