田中瞳アナ「テレ東に入ってよかった」『モヤさま』『WBS』への思いやテレ東の良さ、自身の変化を語る
アナウンサーを目指したきっかけは? 就活も振り返る
原点に戻ってアナウンサーを目指したきっかけも聞いた。 「大学3年生の時にたまたま機会があってキャスターをさせていただくことがあったんですけど、テレビ局のアナウンサーの仕事を日々目の当たりにする中で、アナウンサーって伝える立場だけれど制作の一員でもあるという姿を見て、とても魅力的な仕事だと思い、職業としてテレビを意識するようになりました。そして、せっかくキャスターをやらせてもらった経験もあるし、活かせることがあるだろうかと思ってアナウンサーを志しました」 就職活動を振り返り、「キー局は全部受けて、テレ東が一番最後で拾ってもらいました」と説明。当時の第一希望はほかの局で「最終で落ちた」とのことだが、「テレ東に入ってよかったと今は本当にそう思います」と語る。 テレ東に入ってよかったと思う理由を尋ねると、「ほかの局だとこんなにチャンスがいろいろ巡ってこないと思うので」と答え、田中アナのように1年目から局の代表的な番組を任されることはなかなかないと話した。 「ターンがなかなか回ってこないこともあると思います。ほかの局はアナウンサーが倍以上いると思うので。テレ東は人がいないとか、お金がないとか、冗談みたいに言われることもあり、現場でキツい経験もたくさんしますが、振り返ってみると、それで勉強になった部分もあるし、肝が据わった部分もあるし、それでいて局を代表するような番組もできるチャンスがあり、テレ東でよかったと本当に思います」 テレ東だから鍛えられたエピソードとして、「新人なのに、現場に行ったら私以外もみんな新人だったこともありました」と笑いながら明かす。 「ディレクターもみんな新人で、『私初めてなんです。慣れてなくてすみません』と言ったら、『僕も初めてです』と。そういう現場が普通にあって、新人だけで生中継をしたのが少々苦い思い出ですが、振り返ったらとても力がついた仕事でもあったと思います」 今月9日放送の『モヤさま』で結婚したことを発表した田中アナだが、今後もアナウンサーとして自身の目標実現に向けて情熱を注いでいくつもりだ。 「仕事としてやりたいことがある限り、ライフステージが変わったことを理由に諦めたくないので、それが実現できる社会にな~れと思っています(笑)」と述べ、「ずっとテレ東さんで?」と確認すると、「それはわからないですけど、今のところ出る予定は本当にないです」と笑っていた。 ■田中瞳 1996年9月16日生まれ、東京都出身。テレビ東京アナウンサー。2019年、成城大学を卒業後、テレビ東京入社。現在の担当番組は、『WBS』(月・火・金曜)、『モヤモヤさまぁ~ず2』など。
酒井青子