県人初の個人「金メダル」パリ五輪レスリング・日下尚選手に県民栄誉賞 母校・高松北高に凱旋【香川】
(中村香月記者) 「日下尚選手が金メダルを持って母校に帰ってきました。生徒らから惜しみない拍手が送られます」 パリオリンピックのレスリングで金メダルを獲得した高松市出身の日下尚選手が23日、母校の高松北高校に凱旋し、約400人の在校生らに迎えられました。 レスリング部の後輩で、2024年、高校生ながらアジアチャンピオンになった吉田泰造さんが花束を贈呈。 (日下尚選手) 「今の友達が一生の友達になると思うので、今を楽しんでください。そして高松北高魂を背負ってこれから生きていくので、皆さんも頑張りましょう」 (日下尚選手) 「(五輪で)君が代を聞いたのもそうだが、ここで校歌を聞けたのがうれしかった」 誰よりも強い「地元愛」を自負する日下選手。金メダルを母校に持ち帰るという夢を実現しました。 母校での興奮冷めやらぬ中、日下選手は香川県庁を訪れました。そして池田知事から今回初めて創設された香川県県民栄誉賞が贈られました。 (日下尚選手) 「ぼくの身には余るような光栄な賞だがパリオリンピックを通して県民の皆さんの応援がぼくの背中を押してくれた。苦しい時しんどい時に攻め続ける、妥協しない心を与えてくれたのは香川県の皆さんの応援だった」 形は違えど多くの人から祝福を受けた日下選手。故郷全体が沸いた金メダリストの凱旋となりました。
岡山放送