チェ・ジョンヒョプに続く? 『ブラックペアン2』キム・ムジュンを知るための出演作3選
『時速493キロの恋』
『時速493キロの恋』は、チェ・ジョンヒョプが初主演した熱いスポーツロマンス。バドミントン実業団チームを舞台に、混合ダブルスのパートナーとなった男女の成長と恋を描く。チェ・ジョンヒョプが、バドミントン用品販売店の息子として生まれ、成り行きでバドミントン選手になった青年パク・テジュンを好演している。 キム・ムジュンもチェ・ジョンヒョプと同じくバドミントン選手役だが、普段は笑顔が印象的な彼が本作で演じるのは不愛想で気難しいスタープレイヤー。メインキャラクターの1人である国家代表選手ユク・ジョンファン役に扮し、冷ややかな表情で周囲を威圧する。物語が進むにつれ、コミカルな姿も披露し、幅広い表現力を見せているのも見どころだ。昔の恋人やジョンファンに想いを寄せる女性も登場し、恋愛演技でも魅了してくれる。 バドミントンに青春をかける若者の姿が描かれる本作。次世代スター候補が集結しているのも見逃せないポイントだ。キム・ムジュン、チェ・ジョンヒョプのほか、最近Netflixドラマ『ヒエラルキー』の主演で注目されたイ・チェミンも出演している。
『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
“韓国のゴールデングローブ賞”と称される百想芸術大賞の作品賞など数々の賞を獲得した、2023年の大ヒット時代劇『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』。朝鮮王朝を舞台に、戦乱の中で繰り広げられる恋人たちの物語がドラマチックに描かれていく。アメリカの名作映画『風と共に去りぬ』にインスピレーションを受けた壮大な叙事詩だ。 キム・ムジュンは、本作で時代劇に初出演。朝鮮王朝時代随一の悲運の世子(王位継承者)として知られる歴史上の実在の人物である、昭顕世子を演じた。 ちょっとニヒルな主人公イ・ジャンヒョンを熱演するのは、韓国ドラマ界の“演技の神”といわれる『ストーブリーグ』などのナムグン・ミン。次第に大人の女性へと成長するヒロインのユ・ギルチェを、『終末のフール』のアン・ウンジンが好演する。史劇アクションも見応えたっぷりだが、何より激動の時代の中で貫かれる2人の熱い志と深い愛に心震える。 劇中で昭顕世子は、主人公イ・ジャンヒョンと行動を共にすることで次第に目覚めていく物語のキーパーソンである。キム・ムジュンは、世子らしい聡明さと厳しさを漂わせた姿を披露するが、確執を抱えた父王に涙で訴えるシーンなど、感情をあらわにする演技でも魅せる。毎年年末に行われるMBC演技大賞(2023年)では新人賞を獲得し、一躍次世代スターとして注目を浴びることとなった。 参照 ※ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2242805
高山和佳