FA争奪戦の大谷翔平はどこへ? NY紙敏腕記者がヤンキース入りの可能性を分析「異次元のパワーは間違いなくフィットする」
大谷翔平(エンゼルス)の去就が忙しなくなっている。 現地時間11月2日に、今オフのフリーエージェント(FA)選手たちが正式に公示。5日後には全球団との交渉が解禁となった。これによりFA市場で“最大の目玉”とされる大谷を巡る争奪戦が一気にヒートアップした。 【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る もはや彼に関する移籍情報は枚挙に暇がない。アリゾナ州スコッツデールでGM会議が開始された11月7日(現地時間)には、ニューヨークの大衆紙『NY Post』のジョン・ヘイマン記者が「今年のバッターのFA市場全体的に低調だが、極端にトップがヘビーな状況にある。これはヤンキースにとっては有利に働く可能性がある」と分析。そのうえでヤンキースの名物オーナーであるハル・スタインブレナー氏が電話取材で「フリーエージェントに関しては、すべてがテーブルの上にある」と大谷獲得の可能性を消さなかったとした。 ヘイマン記者は「オオタニはいまだ多くのことが謎に包まれたままだ」と、GM会議でも多くの球団関係者が明言を避けた二刀流スターのヤンキース入りをさらに言及。「球団の情報筋によれば、ヤンキースにとってオオタニはあまりお気に入りといわけではなさそうだ」としつつも、「彼は現球界で最もパワフルな左打者として、彼らに見事にフィットするだろう」と断言した。 「オオタニの異次元のパワーを考えれば、間違いなくブロンクスでホームラン記録の更新を狙えるだろう。そして、アーロン・ジャッジの強力なラインアップを組む相棒として、(とにかく打者として)オオタニに最も適した球場が、ヤンキースタジアム以上にあるだろうか?」 大谷の能力がブロンクスの名門に「適している」と強調するヘイマン記者。一方で「もちろんのこと、大都市であることが問題になる可能性がある」とも指摘。「メジャーリーグを渡り歩くチャンスを得たいま、オオタニはありとあらゆることを検討の対象とする」と、ニューヨークというメガシティが懸念となる可能性を強調した。 はたして、大谷は米球界の盟主の一員となるのか。いずれにしても、当面の間は、彼の移籍を巡る情報戦が続きそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]