同じナローボディ・バンS-GLでも、コレだけ違う! サゲとアゲ、2台のハイエース
今回紹介する2台は、どちらもハイエースの人気モデル、ナローボディ・バンS-GLをベースとしているが、まるっきり正反対の性格を持っているのが特徴だ。 【画像46枚】「アースカラーパッケージ」の新色、アーバンカーキをまとったローダウン仕様と、丸目アレンジのクロカン風リフトアップ仕様のディテールなど 最新カラーを身にまとったローダウン仕様のフルパッケージ BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL まずは、「アースカラーパッケージ」の新色、アーバンカーキをまとったローダウン仕様に仕上げたハイエース・ナローボディ・S-GLから紹介していこう。エセックスのNEWラインとなる「レガーレ」のエアロは、フロント・サイド・リアの3部構成。最大のポイントは、すべてが被せタイプのハーフスポイラー形状ということだ。ガラッと変わった感を出すならバンパーごと交換するフルバンパータイプのエアロが効果的だが、外した純正バンパーの処理やバンパーに設置されているコーナーセンサーなどの問題もあるので、あまり現実的ではない。そこで、エセックス・レガーレは、ハーフタイプながらバンパータイプのような大胆なデザインとしつつ、コーナーセンサーを見事にかわす工夫がされているのだ。 ハーフタイプながら「フロントバンパースポイラー」と名付けられたフロントエアロは、コーナーセンサー下の斜めに入ったラインが被せタイプの泣きどころだが、それをデザインの一部とするかのような違和感レスのフィニッシュ。フォグランプ回りの立体形状と併せ、秀逸の3Dデザインとなっている。なお、ナンバー部分にかかる開口部には、付属パーツとなるブラックアウトパネルを装着し、フロントセクションをキリリと引き締める効果にひと役買っている。また、スポーティに魅せるなら、デモカー同様、ボトム部にフリッパーを装着すれば、イッキにレーシー仕様に変身する。 フロントとリアのつなぎ役に徹するサイドステップは、凹状のシンプルデザインながら弓なり形状とし、躍動感をプラスする。リアスポイラーもバンパータイプと見間違えるほど重厚なデザインとなっており、特筆すべきはコーナーセンサーのかわし方。コーナーセンサー部分をくり抜いてダクトに見えるようにしているのだ! ディフューザー部は、リフトアップスタイルにも似合うブロック形状としており、マフラーレス仕様、マフラー左右出し、マフラー右出しの3タイプ用意。さらには作業時に便利なステップありとステップなしもチョイス可能で、バリエーションの豊富さがハンパない!! エアロパーツとともに注目したいのがホイールだ。「ENCS 2PIECES」は、先行発売されていた「ENCS」(オレンジのS-GLに装着)の2ピースモデルとなる。ENCSは「エセックス・ネオクラシック・ステラ」の略で、ステラはイタリア語で「星」を意味する。その名のとおり、ディスク形状はクラシカルな星型となるが、スポークの途中にリブを設けることでデザイン性をアップ。コンケーブディスクとリムの絶妙なコンビネーションで、2ピースならではの高級感を醸し出す。サイズは17インチがリバースリム、18インチがステップリムで、リム幅は17インチが6.5~9J、18インチが7.5~11.5J。オーバーフェンダーを装着して足元の深みを際立たせたい人にはピッタリのモデルだ。カラーバリエーションは、定番のブラックポリッシュやブラックのほか、ホワイト、ブロンズポリッシュなど、全12色用意する。 内装はエセックスのパーツがてんこ盛り。発売以来、常に高い人気を誇る「ビレットコレクション」は、普段手に触れることが多い、シフトノブ、サイドブレーキ、アシストグリップなどを削り出しのビレットで作製した逸品。モデルによっては、シンプルなブラックやシルバーのほか、ブルー、レッド、ゴールドといったアクセントとして映えるカラーもラインナップする。シートカバー&センターコンソールは、ワンランク上の「ハイグレードシリーズ」をチョイスし、商用車と感じさせないゴージャス感を味わえるのも◎。 「アースカラーパッケージのアーバンカーキ=アウトドア系」という固定観念をブチ破り、あえてのローダウンで魅せたCRS・エセックスのS-GL。ハイエースカスタムのトレンドを常に発信し続けるCRSがプロデュースするだけに、このスタイルはバズること間違いナシ! 装着ホイール&タイヤサイズ:18×9J INSET25 & 225/45R18 3インチリフトアップのクロカン的ハイエースの作り方 丸目ヘッドライトがイマどき感を演出するオレンジのS-GLは、アーバンカーキとは正反対ともいえる3インチリフトアップした、ソトアソビ仕様としているのが特徴。フロントセクションには、ブロックパターンを採用し、流行りのクロスオーバースタイルに変身できるフロントバンパーガードを装着。実はこのパーツ、装着しているマットブラックのほかにカーボンレイヤーモデルも存在し、アゲ車高だけでなく、スポーティなローダウン車にも似合うようになっているのだ。 リアセクションは、アーバンカーキ同様の「レガーレ・リアバンパースポイラー」をセットしているが、コチラは「タイプステップ/左右出し」をチョイス。ディフューザー&ブロックデザインを融合させたハイブリッド仕様で、これまたアゲでもサゲでもイケるのがウレシイ! ホイールは「ENCS」の1ピースモデル。16×6.5Jの1サイズで、インセットはハイエース用の38とキャラバン用の48となる。立体形状の星型コンケーブディスクとリムで、2ピースモデルより軽快な足元を演出する。ブラックポリッシュ、ブラック、セミグロスブラック、セミグロスシルバー、ハイパーグロス、ホワイト、ブロンズポリッシュ、ゴールドポリッシュ、ガンメタリックポリッシュ、レッドクリア、ブロンズクリア、プラチナムポリッシュ、セミグロスブラックリムポリッシュの全13色展開だ。 定番のローダウンスタイルか? 流行りのテイストを盛り込んだリフトアップスタイルか? ハイエースカスタムを知り尽くしたCRSが提案するスタイルだけに、どちらをチョイスしても間違いはない! 装着ホイール&タイヤサイズ:16×6.5J INSET38 & LT225/75R16
カスタムCAR編集部