大村知事、愛知独自に“緊急事態宣言”へ(全文1)外出、移動自粛をお願いしたい
その日のうちにフル回転でやっていく
先週来からの、ずっと感染状況のあれを毎日毎日、日々日々、夜にならないとその数字出てきません。というのは私ども、県も市も、とにかく夜の、極端な話、7時、8時まで目一杯、検査機を回して、フル回転でやっておりますので、そういう意味では、その日の、少し時間が遅くなっていつも恐縮だと思っておりますが、それはあしたに延ばすのではなくて、もうその日のうちにフル回転でやっていくということでご理解いただきたいと思いますが、その数字を見ながら日々日々、判断しておりまして、特にこの1週間は大変厳しい状況だというふうに思っております。 そういったことを踏まえて準備を進めてまいりました。あす午後、愛知県の緊急事態宣言を発出させていただいて、県民の皆さまにはすべての外出、不要不急の外出は自粛をお願いしたいというふうに思っております。
何が要望の決め手になったのか
読売新聞:読売新聞ですけれども、ちょっと重複するかもしれませんが、あらためて、これまで愛知県の状況っていうのは、なんとか持ちこたえていると、知事、何度もおっしゃっていましたけれども、きのうの時点でということなんですけども、この状況になって政府に対象区域に加えるよう要望すると。何が決め手になったんでしょうか。 大村:今申し上げたことをまったくなぞる話になると思います。というのは、これは客観的数字なんですね。われわれ、毎日毎日、報告させていただいておりまして。私ずっと申し上げていますが、やはり入院者の数をいつも見ていると。そこを見て、医療の体制が持ちこたえているかどうかというものを見てきたということで、先週の半ばにはいったん90人、入院者が90を切るところまで落ち着いてきたところから、このまま持ちこたえられればと思っては、思いはありましたが、先週末、金曜日、3日から、私ども県警の剣道訓練員が、30名ぐらいのクラスターができたというのがちょっと大きいかなとは思いますが、毎日毎日、ちょっと2桁が続き、拡大してきている、経路不明の方も増えてきている。で、名古屋という人口集中都市も抱えている。これは4月1日の専門者会議のところでも指摘をされておりましたけどもね。ということもありますので、そして東京、大阪に挟まれてる。新幹線等の移動であれば、すぐ移動できることも加味すれば、私は、準備は進めております。