『よう実』が“神回”に ブレイバーン以上の今期一番のウザキャラ山内【1月22日~1月28日】
“山内”がすごい
『ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season』第4話「あなたにできるのは自分の目的のために行動することまでで、その結果を望むようにすることはできない。」 今期のウザい……というか圧が強いキャラクターと言えば多くの人が『勇気爆発バーンブレイバーン』のブレイバーンを思い浮かべるでしょうが、この話に出てくる“山内”というキャラクターもすごかった。 今週はちょっとフライング気味にいくつかのアニメでバレンタインエピソードが重なりましたが、この『よう実3rd』の第4話もそのひとつ。そっち方面に関する悲喜こもごもは「やっぱり主人公はモテるんだな~」くらいの印象で終わったのですが、バレンタインデー翌朝のクラスの様子がおかしい。 何者かによって根も葉もない噂が掲示板に多数書き込まれており、それによってクラスは大混乱。そこでクラスメイトの山内というお調子者な男が取る行動が……! ちょっと、TVのこちら側でも軽くヒイてしまうほどの行動について詳細はぜひ本編を観てほしいですが、でも「こういう奴って現実にもいるよな~」と考えさせられることもあり。 正直なところ、筆者はこれまで『よう実』を観てきたものの、この山内という男を覚えていなかったのですが、今後注目していきたい存在です。
「ミュージカルで解決!」はこれくらいの勢いがいい
『月刊モー想科学』第3話「も~、止まらない!? ミュージカル口調……!?」 「も~びっくり!」な事件や「も~無理!」なオーバーサイエンスな現象を扱う科学雑誌・『月刊モー想科学』の編集部が奇妙な事件に巻き込まれるという奇抜なコメディですが、この第3話の破壊力は特筆ものでした。 人気舞台『トミオとオムレット』(こういったネーミングセンスも抜群)の主演俳優がなぜかミュージカル口調になってしまうという、サブタイトル通りのミュージカル回なのですが、「そうはならんやろ」という展開が連続。最後はなぜかみんなでミュージカルをしてとりあえず解決するのですが、そこの絵のヌルヌル具合にも驚き。このアニメ自体が「も~びっくり!」という具合です。 ちなみに2023年冬から毎クール『テクノロイド オーバーマインド』『Opus.COLORs』『AYAKA ‐あやか‐』『川越ボーイズ・シング』と妙に滋味深い女性向け(と思われる)オリジナルアニメが続いていますが、『月刊モー想科学』もそれらに名を連ねる可能性を十分に感じられる1話でした。今話が初見でも楽しめるはずなのでぜひ。
はるのおと