話題のAI「Command R+」無料iPhoneアプリで試せるように
AI関連企業Hugging FaceのJulien Chaumond CTOは4月18日、AIチャットアプリ「HuggingChat」のiOS版を発表した。話題のLLM「Command R+」も選択可能。 【もっと写真を見る】
AI関連企業Hugging FaceのJulien Chaumond CTOは4月18日、自身のXアカウントで、AIチャットサービス「HuggingChat」のiOS版アプリを発表した。 we just shipped HuggingChat on iOS 💬 The app is super polished and gives you access to the community's best open AI models, on the go. Give it a try! link to Appstore below ⤵️ pic.twitter.com/ZItn9NLpay ― Julien Chaumond (@julien_c) April 18, 2024 HuggingChatは2023年4月、ブラウザー版の提供が始まったオープンソースのチャットAIサービス。メタのLlama 3やグーグルのgemma 1.1など、複数の大規模言語モデル(LLM)を自由に選択できる点が特徴だ。今回公開されたiOSアプリでも、ブラウザー版と同じく複数のLLMを提供。デフォルトでは4月11日に日本語対応の強化を表明した「Command R+」が設定されている。 アプリ自体は日本語化されていないが、日本語に対応したLLMであれば、会話のやり取りは日本語を使うことも可能だ。各LLMはサーバー上で動作しているため、iPhone上にダウンロードしてオフラインで使うことはできない。 4月19日現在、アプリと各LLMの利用料は無料。アプリの初回起動時には、Hugging Faceアカウントへの登録、またはApple IDでのログインが必要となる。 Hugging FaceはオープンソースのAIモデルやトレーニングデータセットなど、AIに関するサービスを提供する米国の企業。2023年2月には「機械学習の民主化」を掲げ、アマゾン(AWS)との提携も発表している。 文● @sumire_kon