ファンの声援に手を上げて応える近藤（撮影・穴井友梨）

​ 　◆パーソル　クライマックスシリーズ（CS）　パ　ファイナルステージ　第2戦　ソフトバンク7―2日本ハム（17日、みずほペイペイドーム） ■これぞ小久保チルドレン…そろって駆け出す【写真】 　ソフトバンクの近藤健介外野手（31）が実戦復帰後1号となる勝ち越し2ランを放った。右足首捻挫から約1カ月のリハビリを経てCS初戦から復帰。2戦目で見せた豪快な一振りで復活をはっきりと示した。 　打った瞬間、スタンドインを確信していた。「アグー（山川）さんが打ってくれたので、だいぶ楽に打席に立てましたし。そのままの勢いで打てたかなと思います」。山川穂高が同点打を放った直後の初回2死一塁。初球を振り抜くと、打球は右翼スタンド前列へと吸い込まれていった。 　9月16日の負傷からちょうど1カ月後の10月16日に実戦復帰した。近藤は「ちょうど1カ月だったので、目標があったのが一番大きかった」と振り返る。現在も患部にテーピングを施して試合に臨んでいる。今後も試合後のダメージを考慮しながら、試合出場を見極めていく状況に変わりはない。それでも「しっかりと時間もありましたし、治療に専念できた。段階で上がっていく中でいけるという判断を自分の中でできたので。無理しながらというほどではないと思います」。選手生命を不安視する声をきっぱり振り払った。 　「帰ってこられて、足を引っ張らずに活躍できたので良かった」。背番号3の存在感は絶大だ。（鬼塚淳乃介） ​ 【#OTTOホークス情報】