ジャイアンツ時代のスネル（ＡＰ）

　大谷翔平投手、山本由伸投手が所属するドジャースが、ジャイアンツからＦＡになっていたＢ・スネル投手（３１）と５年契約で合意したことが２６日（日本時間２７日）、明らかになった。 　ＥＳＰＮ局のパッサン記者ら複数の米メディアがＳＮＳで報じた。契約は５年で総額１億８２００万ドル（約２７７億３５００万円）。スネルも自身のインスタグラムで、ドジャースのユニホームを着用しているように加工した画像を掲載した。ＥＳＰＮ局のＡ・ゴンザレス記者のＸによると、契約金が５２００万ドル（約７９億円）、トレード拒否条項、オプトアウトなし、一部金額の後払いも盛り込まれているという。 　スネルはレイズ時代の１８年とパドレス時代の２３年の２度、サイ・ヤング賞（最優秀投手賞）を受賞。今季はジャイアンツに所属。左内転筋負傷もあり、後半戦から本領を発揮。２０試合で先発し５勝３敗、防御率３・１２だった。 　ドジャースはこれで大谷、山本、グラスノーに加え、先発４本柱が確定。現在自由契約となっているレジェンド左腕Ｃ・カーショーとは再契約が確実で５人。巻き返しを図るＢ・ミラー、負傷全休明けＴ・ゴンソリン、Ｄ・メイ。メジャーで主流の６人ローテを組んで十分余り有る陣容になった。全国紙ＵＳＡトゥデーのＢ・ナイチンゲール記者は「メチャメチャメチャ良い」とＸにポストした。ドジャースファンは歓喜の一方、他球団ファンからは「許される？」など、さらなる強化を図る王者への恨み節もみられた。