【広島】床田寛樹、5000万円増の年俸1・5億円 9月の失速反省で“銭闘”は断念 大トリで更改
広島の床田寛樹投手が16日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円アップの年俸1億5000万円(金額は推定)でサインした。2年連続チーム最多11勝の左腕は“大トリ”の更改。「正直もっとできたと思う」と、終盤の失速を反省。「最初はもうちょっと(金額面で)戦ってやろうと思ったんですけど、最後4連敗したので…何も言えないなと」と“銭闘”は断念した。「いい評価はしてもらいました」と、笑顔で今オフのチーム最大アップ額を受け止めた。 終盤の不振について「ピンチがピンチらしくなったというか『このランナーを返したらヤバイ』という気持ちが強くなったので。そこが一番良くなかったと思う」と、精神面の弱さが招いた結果だという。 30歳シーズンとなる来季から背番号は28から19に変更となる。「『(今季限りで現役引退した)野村さんの番号だから欲しい』と言いました。追い越せるように頑張りたい」。先発陣では“4本柱”の一人、九里が海外FA権を行使してオリックス移籍が決まった。「僕と大瀬良さん、森下の3人でチームを引っ張っていけるように。チームの中心として結果で引っ張っていけるように」。自身初の開幕投手にも名乗りを上げ、すべての面でのキャリアハイ更新を目指す。
報知新聞社