ソフトバンクG、AI利用の医療データ解析サービスを開始へ
(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは人工知能(AI)を活用した医療データ解析サービスに乗り出すと発表した。
会見に出席した孫正義社長によると、米医療テクノロジー企業テンパスAIと合弁を8月に設立する。資本金は300億円で折半出資とする。年内にも国内にある13の中核病院からサービスを開始するという。
テンパスは、遺伝子検査だけでなく電子カルテや、病理データ、画像データなど組み合わせ、AIを使って治療にかかる選択肢を提供するサービスを提供しており、米国では約2000の病院で利用されている。
孫社長は、遺伝子検査にかかる国内の事情について、「がんと診断されて最後の最後に行う。これからは入院して真っ先に、米国と同じようにすべきだと考える」として、合弁事業への抱負を語った。
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Akemi Terukina