「勝利のメンタル」7・7井岡一翔と統一戦のIBF王者マルティネス来日「衝撃的な戦争みせる」
プロボクシングIBF世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)が28日、羽田着の航空便で来日した。7月7日、東京・両国国技館でWBA世界同級王者井岡一翔(35=志成)との王座統一戦を控える。当初は27日来日予定だったが、搭乗する機体のトラブルのため、ロサンゼルスで1泊して日本に到着。それでも長旅の疲労もみせず「エクセレントな練習をしてきたのでとても体調は万全」と笑顔を浮かべた。 井岡戦に備え、米ネバダ州ラスベガスで20日間のトレーニングキャンプを敢行してきたという。マルティネスは「よい練習が出来たのでよい調整が出来ている。最後に強いスパーリングをしたので、今週は体重調整だけの状態」と手応えを示した。WBA王者井岡に対して「良い選手だと思う。私はとても良いメンタルで勝利のメンタルできました。試合の日を待つだけだ」と心身ともに万全だという。 マルティネスにとって初めての王座統一戦。経験豊富な世界4階級制覇王者と敵地で戦うことになったが「衝撃的な戦争のような試合を見せたいと思う。観客の皆さんが満足してくれる『KO』をしたい」と強気の姿勢を崩さなかった。大好きなアニメ「ドラゴンボール」の悟空Tシャツをプレゼントされると、その場で着用するなどノリノリ。米国滞在中に元統一ヘビー級王者マイク・タイソンと対面したとし「でかい。かっこよかった!」とツーショット写真まで披露するなどノリノリの来日となった。