世界2位サバレンカ 元恋人死去の悲劇も出場し3回戦進出、対戦相手の"親友"と黒ウェアで登場<女子テニス>
マイアミ・オープン
女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は22日にシングルス2回戦が行われ、第2シードのA・サバレンカが世界ランク80位のP・バドサ(スペイン)を6-4, 6-3のストレートで下し3回戦進出を果たした。 【動画】黒いウェアでプレーしたサバレンカとバドサ、試合後には抱擁 25歳で同2位のサバレンカは今季、1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)で準優勝しシーズンをスタートさせると、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2連覇を達成し、四大大会2勝目を挙げた。 しかし、今大会に向け調整をしていた19日にサバレンカが交際していた元アイスホッケー選手のコンスタンチン・コルツォフさんが死去したことが判明。 心身への影響が心配されたサバレンカだったが、それでも今大会への出場を決断。シード勢は1回戦免除のため、初戦となったこの日の2回戦を迎えた。 以前から親友であると語っていたバドサとの顔合わせとなった2回戦、この日は両者黒いウェアで登場し、サバレンカは普段ほとんど着用することのない黒い帽子を深めにかぶりプレー。一方のバドサもウェアに加え、脚に巻いたテーピングも黒で揃え戦った。 試合はサバレンカがファーストサービス時に77パーセントの確率でポイントを獲得しバドサにブレークを与えず、自身は3度のブレークを奪い1時間23分で3回戦に駒を進めた。 試合後両者はネットを挟み抱擁。多くの想いとともに健闘を称え合った。 勝利したサバレンカは3回戦で第32シードのA・カリーニナ(ウクライナ)と対戦する。カリーニナは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位のC・ウォズニアッキ(デンマーク)を下しての勝ち上がり。
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