「神戸のシンボル」新たな幕開け ポートタワーがリニューアルオープン
令和3年から休業し、改修工事中だった神戸ポートタワー(神戸市中央区)が26日、リニューアルオープンし、セレモニーが行われた。港町・神戸のランドマークの復活を待ちわびた人々が訪れ、眺望を楽しんだり、外観をスマートフォンで撮影したりしていた。 セレモニーでは久元喜造市長が「新しい神戸のウオーターフロント時代の幕開け。多くの方々に神戸の街の魅力を感じていただきたい」とあいさつ。タワーの高さにちなみ、関係者108人がテープカットを行った。 タワーは昭和38年に開業。今回の大規模改修では、地上100メートル付近に、ベイエリアの景色が一望できるガラス張りの屋上デッキが新たに設置された。展望フロアには、光をテーマにしたミュージアムや撮影ブースなどもある。 孫と来るための下見に訪れたという兵庫県加古川市の小川伊佐男さん(80)は「学生のころから神戸のシンボル。孫と一緒に景色をみるのが楽しみ」と話していた。 営業時間は午前9時~午後11時。展望フロアは高校生以上千円、小中学生400円、幼児無料。屋上デッキとのセットは高校生以上1200円、小中学生500円(同)。低層階にある限定商品などを扱うショップのほか、カフェ・レストラン&バーには無料で入ることができる。