対暑グッズ 求める機能は?
見た目との両立
同展に出展した電動ファン付きの作業着メーカー・空調服(東京都板橋区)は「見た目も重視しつつ暑さ対策をしたい」という声に応える。これまでファッションやアウトドアグッズのブランドとコラボ製品を手がけた。 同社の担当者は、架空の運送会社がコンセプトのブランド・フレッシュサービスとコラボした半袖の電動ファン付きウエアを着て参加。「オーバーサイズでおしゃれに着られる」と話す。
取材後記
消防庁によると、6月23日までに全国の熱中症で救急搬送された人数は7765人。世界気象機関(WMO)が「観測史上最も暑い年だった」とする、2023年とほぼ同じペースだ。 気象庁の予報でも、全国的に向こう3カ月の平均気温は平年よりも高くなる見通しだ。万全の対策をとって、1件でも熱中症による事故を減らしてほしい。 今回、若手農家に暑さ対策グッズの使い心地を尋ねてみたところ「枝を巻き込むので果樹園地で使えない」など、全く想像できなかった生の声が返ってきた。現場で使いやすい製品が増えるよう、農家の求める情報を発信していきたい。(小林千哲)
日本農業新聞