内子町議会が地方自治法改正案反対の意見書可決 県内自治体議会初、慎重審議求める
愛媛県内子町議会は6月定例会最終日の14日、政府が今国会で成立を目指す地方自治法改正案に反対し、さらなる慎重審議を求める議員発議の意見書を賛成多数で可決した。県内の自治体議会で同趣旨の意見書の可決は初めて。 意見書は、大規模災害時などに国が自治体に「補充的指示」として個別法の規定なしで指示ができる特例について、要件となる「国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」が具体的に示されず、立法事実も明らかでないと指摘。地方分権一括法で示す「国と地方は対等」の考えに反すると批判している。
愛媛新聞社