娯楽のためにお金が欲しいので親に借りようと思っていますが、伝える際のコツって何かあるのでしょうか?
生活費や娯楽費でお金が必要なとき、消費者金融やカードローンは利息を合わせて返済しなければならないなどの理由で、親にお金を借りることを検討することもあるでしょう。 親族や親しい友人に借りる場合、お金の使い道について聞かれることがありますが、どのように伝えればいいのでしょうか。そこで、本記事では親にお金を借りることをうまく伝えるコツや、注意点について解説します。
親にお金を借りることを伝えるコツ
身近な親でも、お金を借りる理由や頼みかた次第で断られてしまう可能性があります。ここでは、親にお金を借りることをうまく伝えるコツを紹介します。 ◆お金を借りる理由を正直に話す 親など親しい人にお金を借りるときは、なぜ必要なのかを正直に話すことが大切です。一度嘘をついてしまうと、嘘に嘘を重ねないといけない状況に陥りかねません。仮に、嘘をついてお金を借りられたとしても、バレてしまえば信頼関係を損ねてしまうため、親子関係が崩れてしまう可能性があります。 これは、親だけでなく友人などでも同様です。遊ぶお金という理由の場合は、たしかに頼みにくい一面はありますが、お金を借りる理由を正直かつ丁寧に話し、誠意をもって伝えましょう。 ◆返済計画を説明する 親が心配するのは、「いつ返せるか分からないにもかかわらず、わが子が遊ぶためにお金を借りる」という無計画さではないでしょうか。 そのため、お金を借りてもしっかりと返済計画を立てていることが伝われば貸してもらえる可能性も高まります。例えば、「毎月何日にいくら返済する」など具体的に説明すれば、親も安心してお金を貸してくれるでしょう。 ◆借用書を作る 親からお金を借りる場合でも、法律的に認められる借用書を作らずにお金のやり取りをした場合は、本人同士が貸し借りと主張しても税務署からは贈与とみなされる可能性があります。 そのため、返済計画を口頭で伝えるだけでなく借用書を作成することが大切です。返済計画を記載した借用書を作れば、お金を借りたこと自体があいまいにならず、親も「返済する気がある」と受け止めてくれるでしょう。親や友人などから年間総額110万円超を受け取ると、贈与税の対象とみなされる可能性がある点も忘れてはいけません。 また、無利子で借りる場合、利子相当の金額の利益を受けたものと扱われ、その利益相当額は贈与とみなされる可能性があります。借用書は、贈与ではなく借り入れであることの証明になる書類となるため、手間がかかっても作成しておきましょう。 また、贈与と疑われないためには借入金額に応じた収入印紙を借用書に貼ったり、借りるお金は銀行口座経由にしたりするなど一定の条件を満たす必要があるため、注意が必要です。もし、年間110万円超のお金を借りるつもりであれば念頭に置いておきましょう。