FRUITS ZIPPER、グループ結成2周年を記念した日本武道館公演が終幕「もっともっと前に進んでいきます」
新曲『虹』を初パフォーマンス
本編が終わると休む暇なく客席からは大ボリュームのアンコールが巻き起こる。それに応えるようにメンバーたちがステージに上がると、身に覚えのある衣装とマイクスタンドにファンからは歓声があがった。 人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で5月1日に動画公開されるやいなや、2週間で再生数が370万を超えた『わたしの一番かわいいところ』。その撮影で着用していたスペシャル衣装で、歌う前の台詞から演出まで動画を再現したスペシャルな『わたしの一番かわいいところ』を披露した。 サプライズはこれだけでなく、さらに新曲『虹』を初パフォーマンス。この曲はデビューしてから日本武道館公演までの道のりを綴った楽曲で、時に悩み、それでも前を向いて突き進んだ彼女たちの想い、そしてアイドル以上のアイドルを目指す決意表明が込められており、その強い気持ちが歌声として日本武道館に響き渡った。 最後のMCではメンバーそれぞれがファンに向けて手紙を読む。長年の夢だったアイドルになり日本武道館に立った鎮西寿々歌は「今一番自分がしたいことをするって決めてから、私が見る世界は変わりました」と、キラキラと変化する日々を振り返った。 また、小さい頃からアイドルが大好きだった月足天音は過去に自分がアイドルに向いていないのではないかと挫折してしまった過去を吐露。そんな最中でアイドルがやっぱり大好きなことに気づき、FRUITS ZIPPERと運命的に出会ったこと、そしてそんな自分を優しく見守ってくれたファンに対して「もう一度アイドルになろうと思って後悔した日は一度もありません」と感謝を述べた。 さらに、櫻井優衣はファンだけでなく、メンバーたちの前に立ち「私を武道館に連れて来てくれてありがとう」とお礼する場面も。最後に真中まなが「みんなの誇りになれるようにもっともっと前に進んでいきます」と締め括った。 ラストには1曲目に行った『NEW KAWAII』を再度パフォーマンス。メンバーそれぞれのNEW KAWAIIと思うことを伝える特別Ver.を満面の笑みで披露し、大拍手に包まれながら2日間に渡る日本武道館公演を終えた。 沢山のファンに“元気を与える”ことを目標に小さなライブハウスからスタートし、ついには日本武道館という大きなステージに立った7人。努力すれば夢は“実を結ぶ”ということをこの2日間で証明した。これからも成長し続け、さらに大きなステージを目指すFRUITS ZIPPERから目が離せない。
ENTAME next編集部