【流行語大賞】「南海トラフ地震臨時情報」臨時情報発信なくても日ごろの備えは大事/ノミネート
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。 【イラスト】新語・流行語大賞大賞ノミネート一覧 ◆ ◆ ◆ 「南海トラフ地震臨時情報」 2024年8月8日に日向灘でM7・1の地震が発生した際に気象庁により発表された巨大地震注意の臨時情報のこと。地震への備えの再確認をよびかけるもので、地震が必ず発生するということを知らせるものではない。 ただ、この時の地震は南海トラフ地震の想定震源域での発生でもあり、大規模地震の可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとの見解から、政府が発出した。臨時情報という形での特別な呼びかけは、1週間後の8月15日午後5時をもって終了したが、大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではない。政府や各自治体では、日ごろからの地震への備えを引き続き実施するよう国民に呼びかけている。 ◆ ◆ ◆ 事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。