「優しいブレーキ…すごくいいから」ほめたら…教習生の99%やる気アップ!北海道初の“ほめちぎる教習所”誕生 運転技術を楽しく習得 北海道帯広市
北海道放送(株)
北海道帯広市の自動車学校が北海道初の認定を受けました。その名も「ほめちぎる教習所」です。 「北海道で唯一の『ほめちぎる教習所』に認定します」 11日、帯広市の第一自動車学校で行われた認定式。 北海道初、全国で4校目の「ほめちぎる教習所」に認定されました。 ほめることで、教習生のやる気を引き出す三重県の自動車学校がはじめた「ほめちぎる教習所」。 認定されるには、9割以上の教習生から高評価を得るなどの審査基準を、2か月連続で達成する必要があります。 帯広第一自動車学校では、「ほめちぎる教習所」を目指し、2023年10月からほめて伸ばす教習を実戦してきました。 今年3月取材した、教習所でのやりとりです。 指導員 「ちょっとずつアクセル踏んでいくの正解」 例え、ミスをしても…。 指導員 「いま速度コントロールとブレーキは完璧。ただ1個だけ気を付いてほしかったところがある。気づいていたと思う」 教習者 「停止線を超えてしまいました」 よかった点をみつけて、ほめます! 指導員 「優しいブレーキ踏もうと意識してたよね。これ、すごくいいから」 ほめる教習を導入した背景には、若者の車離れがあります。 少子化の影響などで第一自動車学校の入校者数は、ピーク時の3割以下にまで減少しています。 帯広第一自動車学校 佐藤元信指導部長 「ほめることによって、教習生自らがやる気を出して、いまは自分から率先して『やりたい』『乗りたい』気持ちが、教習生に芽生えてきていると思う」 2023年から続けた指導が実を結び、見事、2か月連続で審査基準をクリアし、「ほめちぎる教習所」のグループ校として認定されました。 帯広第一自動車学校 内木真紀衣社長 「人を思う気持ちとか、親を思う気持ちとか、隣に乗って、人を思う気持ちを大切にして、事故を起こさない、そういう心を作っていくのが私たちの使命」 4月に「もうひとホリ」という番組のコーナーでお伝えした時は、まだ「ほめて伸ばす教習所」でしたが、今回は、さらにその上の「ほめちぎる教習所」に認定されたということになります。 「ほめちぎる教習所」の元祖、三重県の自動車学校では、卒業後1年以内の事故率が導入後の10年で4割以下に減少したそうです。 帯広第一自動車学校が、教習生312人に行ったアンケートでは、99%の教習生が「ほめられてやる気が上がった」と回答したということです。ほめる教習所、おそらく広がっていくと思います。
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