小田井涼平、大興奮の「ベストカップル」 珍しい黒湯に日本酒…新潟を味わい尽くす<一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅>
小田井涼平がMCを務める「一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00、BSJapanext<263ch>)。12月7日の放送回では、小田井が極上の日本酒に出合う新潟ぶらり旅へ。全国でも珍しい“黒湯”に浸かり、海の幸をこれでもかと堪能。小ボケも止まらないエンジン全開ぶりで、新潟を味わい尽くした。 【写真】小田井涼平、珍しい黒湯でトロけ顔 ■小田井から語彙力を奪った“ビールとすし” 日本海を望む中長岡・寺泊の港町からスタートした冒頭。ロケの日は快晴かつ風も穏やかで、小田井が「レアケースなんじゃないですかね」というほど静かな日本海が出迎えてくれた。日本海がほど近いというロケーションに、小田井は早くも海の幸が待ち遠しいようすだ。 歩き出した小田井は、看板が立ち並ぶ寺泊魚の市場通りに到着。鮮魚店を中心に11店舗が軒を連ねており、店先では浜焼きやあら汁などといった港町ならではのグルメを味わうことができるという。 小田井の目に留まったのは、破格の値段の「番屋汁」だった。その日獲れた魚のアラなどを煮込んだ「番屋汁」の料金は、小田井も「にわかに信じがたい」と驚く一杯200円。具材は日ごとに変わるらしいが、この日はアラだけでなくカニ足も4本入った贅沢仕様だった。 さらに番屋汁に合う料理を探しに市場を歩き回った小田井が選んだのは、白身のトロといわれている高級魚・ノドグロをあぶった握りすしと、普通のサーモンと比べてあっさりした“佐渡サーモン”のすし。番屋汁、すしにビールまで添えて、小田井はすっかりご満悦だ。 さっそく料理に手を伸ばした小田井をうならせたのは、ノドグロとビールの組み合わせ。いつもは流暢に食レポをおこなう小田井をして、言葉を失ってしまうほどの味わいだったようす。ノドグロとビールを交互に指さして周りへアピールを繰り返したのち、「マッチングアプリ最高」「ベストカップル」と独特の表現で絶賛してみせた。 冒頭から絶品料理に出会ったしまったためか、「もう今日終わりでいいんちゃう」というせりふまで飛び出す始末。今日も絶好調のようだ。 ■パワースポットで見つけたキクに仰天 腹を満たした小田井が次に向かったのは、新潟屈指のパワースポット。道の途中で見つけた大きな鳥居に、「これだけ大きいと異世界につながっているゲートみたい」とクセのあるコメントをもらす一幕も。最近、なにかの作品にハマっているのかもしれない。 小田井を驚かせた大鳥居は、越後一宮として親しまれている彌彦神社の施設。高さは30.2mもあり、鳥居の土台だけでも180cmを超える小田井の半分以上もある。辿りついた彌彦神社の本殿では、“弥彦菊まつり”がおこなわれていた。弥彦地域では秋の風物詩として、地元の人に愛されている催しなのだとか。1年をかけて丹精込めて育てられたキクはその数3000鉢ほど。参道の左右を色とりどりの菊が飾り、非日常的な空間を演出していた。 展覧されている菊の種類は20種類以上。関心をしながらキクを堪能していた小田井は、他のキクとは形の違う花を見つける。“管物”と呼ばれる種類のキクで、細長く広がる花が管のように見えることから名づけられたとという。小田井は「ひっくり返したら線香花火みたい」と素直な感想を述べながら、楽しそうに菊を愛でる。 菊まつりでにぎわう参道を抜けた小田井は、本堂へ。万葉集にも詠まれ、2400年の歴史がある彌彦神社では、新潟の越後を開拓したといわれている天香山命という神を祀っている。 同神社では2018年に皇室献上米にも選ばれた「伊彌彦米」を、おむすびにして豚汁と一緒に提供していると聞きつけた小田井。「一番いい食べ方ですやん!」と笑顔をこぼして、さっそくお願いすることに。炊き立てのご飯を使ったおむすびを持ち上げる小田井の手には、粘りのある米がべっとり。その一粒一粒を食べながら、わんぱくにおにぎりと豚汁を食した。 ■極上宿で珍しい黒湯を堪能 今回の極上宿は、越後平野と弥彦連山が一望できる「穂穂」。小田井は純烈時代に訪れたことがあるようで、当時のことを振り返って懐かしんだ。屋上で「新潟米どころ」の象徴である田んぼを一望する絶景を堪能した小田井は、続いて宿自慢の「多宝の湯」へ。 同湯は硫黄と鉄が反応して黒くなっている、全国的にも珍しい「黒湯」が特徴。見た目はインパクトたっぷりだが、弱アルカリ性で古い角質を落とす効果があるそうだ。「これはホント、あったまるなあ…。気持ちええ~…」としみじみ温泉を味わう。温泉を囲うように設置された岩の風情もあり、「時間が止まってるみたい」とゆったり流れる癒しの時間を堪能した。 珍しい黒湯で芯から温まった小田井。「あとは胃袋がどうなるか…ということで」と料理にも期待を込める。食事と一緒に提供されたのは、米どころ・新潟ならではの日本酒「越野 冬雪花 純米吟醸」。雪景色のように白く薄曇ったおちょこでいただくと、名前の通りすっきりした辛口が味わえる。 新潟の海の幸が贅沢に盛り付けられた舟盛のあとは、新潟が誇る村上牛の朴葉焼きが登場。なめらかでコクのある越後みそで味付けされた村上牛をひと口すると、目を見開きながら「たまらんな~!」と絶賛。ほのかに味噌へ移った朴葉の香りを堪能しつつ、冬雪花を追いかける食べ方にハマったようだ。 ちなみにメインの「ふぐ鍋 ゆずポン酢」が煮えた際は、鍋フタをちょっと上に持ち上げてから一気に開けた小田井。前回までゲストで共演していた肥後克広(ダチョウ倶楽部)に教えてもらった“鍋の開け方”らしく、「肥後さんに教えてもらいました~」と上機嫌な笑顔を見せる。 新潟の料理を味わい尽くした小田井。宿の名前である「穂穂」と「ほっぺた」を掛けて、「ほほが落ちますよね」というダジャレで今回の旅を締めくくった。 ■「酒は脇役」に酒好きならではの一言 今回、高野酒造の直売所「KULABO」へ訪ねた小田井。「KULABO」で高野酒造の代表・高野英之氏から話を聞き、酒好きならではの言葉が飛び出た。 高野氏が「私どもはやはり食中酒というものを目指しておりまして。やっぱり主役は食事で、我々酒は脇役ということですね」と思いを語ったところ、小田井は「脇役にってあえて自分で仰っておりますけど」と補足を入れる。 「脇役に作ったつもりがやっぱり料理の力を借りて、よりお酒が引き立つこともあるので…これはね、もう相乗効果」と独自の意見を展開。酒と料理のマリアージュという言葉は近年よく耳にするようになったものだが、小田井の言うとおり酒は料理との食べ合わせで全く違う風味に変わることもある。あくまで酒造りの方向性としての話であったものの、酒好きとして「酒は脇役」という言葉には一言添えたくなったのかもしれない。 妻であるLiLiCoともども、酒好き夫婦として知られる小田井。今後も酒好きならではのユニークなコメントに期待したい。