山陽新聞レディース杯ゴルフ 木下彩V ツアー史上最少 通算20アンダー
女子プロゴルフのステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」(日本女子プロゴルフ協会主催、山陽新聞社共催)最終日は15日、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズGC(6359ヤード、パー72)で決勝ラウンドが行われ、首位タイで出た25歳の木下彩が同ツアーの54ホールの史上最少スコアを更新する通算20アンダー、196で初の頂点に立ち、節目の第15回大会の女王に輝いた。 【動画】最終日の様子 木下は今季初勝利。18ホールの最少ストローク、1ラウンドの最多バーディーのツアー記録も塗り替え、第2日終了時点で5人が首位に並んだ激戦を制した。7打差の2位には篠崎愛、権藤可恋、千葉華の3人が入った。 会場には、昨年の最終日を上回る4770人のギャラリーが来場。3日間で計1万1157人が詰めかけた。 表彰式で松田正己大会会長(山陽新聞社社長)が木下に優勝カップと賞金540万円を贈り、「これまでにない大混戦の中で記録ずくめの優勝者が誕生した。今後もさらに魅力ある大会を目指したい」とあいさつした。 木下と篠崎は姉妹提携しているレギュラーツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」(11月14~17日・松山市)の出場権を獲得した。2位の3人のうち大会規定により、篠崎が2枠目に決まった。