【プレビュー】アジア制覇へあと1つ。横浜FMがアドバンテージをもって敵地での第2戦に乗り込む| AFCチャンピオンズリーグ
【国内サッカー プレビュー】25日未明、AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦がUAEのハッザーア ビンザイード スタジアムで開催。ホームでの第1戦を勝利した横浜F・マリノスは、悲願のアジア制覇を懸け、アウェイの地に乗り込む。
クラブ史上初のアジア制覇まであと一歩のところまでやってきた。横浜F・マリノスが、アウェイの地に乗り込み、最後の90分を戦う。 2週間前にホーム・横浜国際総合競技場で行われた第1戦で劇的な逆転勝ちを見せてくれた。前半にまさかの先制を許すも、慌てずに攻め続けた横浜FMは後半にスコアをひっくり返す。期待の若手である植中朝日が巧みなヘディングシュートを決め同点に追い付くと、終了間際には宮市亮のシュートを渡辺皓太が体で押し込み逆転。重要な第1戦を勝ち切った。 今回、そのアドバンテージは間違いなく大きく、ゲームプランを立てやすいのは横浜FMのほうだろう。1点のリードを意識し過ぎることは禁物だが、0-0のまま時間が進んでいくと焦るのは確実にアル・アインであり、さらに言えば、先に“3点目”を取ってしまえば、一気に優勝の二文字が近づく。チーム全体で大人の試合運びを見せながら、ゴールへの意識を持ち続けたい。 ここにきて、CBのポジションにケガ人が続出したり、リーグ戦では6試合勝利がなく、全試合で失点を喫していたりなど、課題も目に付くが、待ち受けるのは、そんな状況なんて関係ないほどのビッグマッチ。優勝か、それ以外かの一戦である。自力でアジアの頂点に立てるチャンスをみすみす逃す訳にはいかない。 昨季の秋から始まったこの長い戦いは、多くの選手の力を結集させファイルまで辿り着いた。シーズンをまたぐ影響で昨季のケヴィン・マスカット監督のチームから、今季のハリー・キューウェル監督のチームに変わったように決して簡単な道のりではなかったが、トリコロールに関わるすべての人たちの思いは一つで一致している。 最後までアタッキングフットボールを貫き、横浜FMが悲願のアジア制覇を成し遂げる。