8発プロペラ! 超型破り設計の「未来のリージョナル旅客機」実現一歩前進へ 「製造工場をフロリダに」
「年間100機作れます」
フランス・トゥールーズに本拠を構えるスタートアップ企業のAURA AEROが2024年10月、アメリカ・フロリダ州に航空機の製造工場を建設すると発表しました。ここでは、同社が開発を進めるユニークな形状の電動旅客機「ERA」を生産する予定とのことです。 【映像】かつお節感! これが「型破り設計の電動航空機」の全貌です 「ERA」は円筒形をベースにしつつも、横から見ると“かつお節”を連想させるような、平行四辺形に近いエッジの効いた胴体形状が特徴。同機はハイブリッド電動推進が導入され、8発のプロペラを備えます。 AURA AEROによると、19人の乗客、1.9tの貨物を搭載でき、900海里(約1670km)の航続距離をもちます。また、「STOL」と呼ばれる短距離離着陸性能にも優れ、800mの滑走路で離着陸できるとうたっています。初飛行は2026年を目指しているとのことです。 なお、今回設置が決まったフロリダの製造工場は、毎年約100機の「ERA」が生産できるように造られるとのことです。
乗りものニュース編集部