センバツ甲子園 明豊、紅白戦 新バットで快音 「一日一日が勝負、最高の準備」 /大分
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)への出場が決まった明豊の選手たちは27日、別府市実相寺の野球部グラウンドで、実践形式の練習に汗を流した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 午前9時半ごろから、九州地区大会のレギュラー選手を中心に紅白戦を開始。選手は今大会から採用される低反発の新基準の金属バットを使って打撃の感触を確かめ、長打で快音を響かせる選手も多かった。 2023年夏の甲子園にも出場した石田智能選手(2年)は「センバツが決まって『やってやろう』という気持ち」と話す。打撃の強みは初球からスイングする思い切りの良さだが、「きわどいコースのボール球に手を出さず出塁することも必要。見極められるようになりたい」と語った。 芦内澄空(そら)選手(同)は新基準のバットで二塁打を放った。「時間はあるようでない。一日一日が勝負だと思って、最高の準備をしていきたい」と意気込んだ。【神山恵】 ◇別府市役所「祝出場」の応援看板 ポスター18枚、各所に張り出し 別府市役所の正面玄関の屋根には26日夕、縦90センチ、横8メートルの応援看板が設置された。「祝 明豊高校 センバツ甲子園出場」と書かれ、大会終了まで掲げる。 市は同じ文言の応援ポスター18枚も作成、市民球場などスポーツ施設、公民館、市出張所などへ張り出した。【大島透】